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Channel: 大高 博幸 –美的.com
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大高博幸の美的.com通信(132) 今年の戦利品・ヘアケアアイテムの巻

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「髪、絶好調ですね。なめらかでツヤも最高!」と誉められるコトが多かった この一年。誉めてくださったのは僕の地元、小田原駅に近い美容室『うつくしや』のオーナー店長・松本先生。誉められたのは、決まって『KEYS(キーズ)』でケアしていた時。キーズの2品で3日も続けてシャンプー&トリートメントすれば、たとえヘアケアアイテムのお試しで最悪なコンディションになっていたとしても、必ず”絶好調”レベルを取り戻せる…。
で、今年ほどヘアケア製品のお試しに挑戦できた年はありませんでした(以前は最悪状態になると仕事に支障をきたすので、試すタイミングを見つけるのがタイヘンだったんです)。

今回はお試しの”戦利品” 、私的な選りすぐりを、①ダメージケア用、②ボリュームアップ用、③スカルプケア用、④その他に分けて御紹介します。

① ダメージケアのためのアイテム群
まずは前述の『KEYS』から。
キーズ シャンプーH(275ml ¥2,100、700ml ¥4,410)
キーズ トリートメントH(240g ¥2,940、650g ¥5,670)
実はコレ、使い始めたのは1年以上前。ダメージを受けた髪を最速で回復してくれる逸品です。ケミカルダメージ毛用のCライン、ヒートダメージ毛用のHライン、くせ毛用のFラインが揃っていますが、僕にとってのベストは なぜかHラインで、髪が非常に素直に柔らかくなります。
これらには全てシリコンが配合されているのですが、その処方が実に素晴らしく、僕としてはシリコン配合処方の良さを初めて実感した製品でもあります。松本先生に聞いてみたら、「このくらい(の配合量)ならカラーリングやパーマの邪魔をしないし、頭皮に蓄積される心配もない。ただしコレばかりを使い続けていると、大高さんの場合は髪が重くなって、ボリュームアップ(するスタイリング)がしにくくなるかも…」とのコトでした。さすが、全くそのとうりで、僕は”なめらかさを回復・維持したい時の専用品”として、現在も時々使っています。

この『KEYS』と同じモルトベーネ社から発売されている数々のブランドは、どれもが優秀。2011.09.05配信の通信(69)で紹介した『Bouquest(ブーケスト)』のリニューアル版、『ホワイトローズ オーガニックモイスト』全5品(2012,夏発売)は、ノンシリコン処方のまま、なめらかさを大幅にアップさせた点に驚かされました。また、『オーガニック』と『ケミカル』の2本立て展開が好評の『CHESS(チェス)』(2012.3.22より発売中)は、既にダブルスタンダードラインとなっているようです。さらにプチプラクラスの『BENE Premium Bluria(ベーネ プレミアム ブルーリア)』ラインも甘く見てはいけません。シャンプーもトリートメントも、なんと容量550mlで¥987という価格でありながら、品質&使い心地は相当優秀です。
『キーズ』と『チェス』については、http://www.moltobene.co.jpへ。
『ブーケスト』については、http://www.bouquest.infoへ。
『ブルーリア』については、http://www.bluria.jpへ。

しっとり感で大人気の『ヴォーニュ』のトリートメントがリニューアル(2012.11.16より発売中)。
ヴォーニュ エクストラ ヘアチェンジ(250g ¥3,150.リフィルもあり)
コレは濃厚な処方によるパフォーマンス性の高さに加えて、エンタテイメント性をも備えているところが人気の秘密という気がします。トリートメント後、洗い流す瞬間にクリーミィな なめらかさが”ふくらむ”かのようになるのですが、そのドラマチックとでも言いたい感触の変化が、効果の手応えを倍加してくれるのです。毛先までしっかりコートするのに重くならず、ツヤやかな髪に仕上がります。
詳しくは、http://www.lissage.jpへ。

モロッカンオイル社のリペア系製品については、10.19配信の通信(122)で紹介したばかり。その通信を読んで購入した方々から「使って良かった」という声が、僕の耳にも入ってきています。その後、ボリュームアップ系製品についてもお試ししましたので、次の項で御紹介しますね。

② ボリュームアップのためのアイテム群
モロッカンオイル エクストラ ボリューム シャンプー(250ml ¥2,730。2012.10.15より発売中)
モロッカンオイル ウェイトレス ハイドレーティング マスク(250ml ¥3,990。2012.10.15より発売中)
細くてコシのない髪用で、ふんわりとしたボリューム感が得られます。さっぱりした軽い仕上がり、細い髪の質感を生かす処方が素晴らしい。パサつき感はなく、手ざわりも見た目にもシルキーなタッチ。この2品を使う際、リペア系アイテムを20%程ミックスして使うのが僕の髪には理想的。贅沢ですけれども…。
詳しくは、http://www.moroccanoil.comへ。

オーストラリアン ネイティブ ボタニカルズ シャンプー ボリュームアップ(250ml ¥1,995)
オーストラリアン ネイティブ ボタニカルズ コンディショナー ボリュームアップ(250ml ¥1,995)
オーストラリアの大地で育った野生植物やオーガニック植物原料をブレンドした処方で、髪の質&状態に合わせて選べる4つのラインが揃っています(2012.10.1から発売中)。僕が試して特に気に入ったのは、その中のハリコシUP用の2品。健康的でイキイキとしたファインヘアに仕上がりますが、ライム・オレンジ・グレープフルーツなどのエッセンシャルオイルによる、フレッシュでいて心和らぐ上品な香りが最高です。プライシングは比較的低めの設定で、髪にもオサイフにも優しい。
詳しくは、コンフィアンス Tel.03-6457-7739へ。

③ 頭皮をキチンとクレンジングする、相当ユニークな逸品
WEN(ウェン) クレンジング コンディショナー ラベンダー(480ml ¥3,300。2012.9.20から発売中)
ハリウッドセレブ御用達の大人気ヘアスタイリスト、チャズ・ディーン氏によって開発された『WEN』ラインの1品で、頭皮を第1に考え、汚れをしっかり落としながら髪全体を柔らかく包み込むクリーム状のクレンジング・コンディショナー。泡は全く立たないと言ってよく、髪につけてシャンプーしている感触は、まるで肌用のクレンジングミルクを使っているかのようです。しかし、メントールの上質なクール感が心地良く、洗い流した後の髪&頭皮の今までになかった新鮮さに感動。使用法を守るコトが重要で、
Step1.頭皮と髪をぬるま湯で、時間をかけてしっかりと洗い流す。
Step2.手のひらにクリームを取り、頭頂部から毛先まで髪全体にたっぷりつける。
Step3.手持ちのコームor手ぐしで髪をとかす(指通りが悪い場合は、少量のお湯を加えてとかす)。
Step4.手のひらにクリームを再び取り、頭皮になじませる。もみ込むように、指の腹で頭皮をしっかりマッサージ。3~5分待ってから最後にもう一度髪をとかし、たっぷりのぬるま湯でしっかりと繰り返し丁寧にすすぐ。
ショートヘアは12プッシュ、ミディアムヘアは16プッシュ、ロングヘアは20プッシュが使用量の目安。その後に使用するための『インテンシブ トリートメント』もチェックしてみてください。
詳しくは、ガシー・レンカー・ジャパン Tel.0120-010-567 or http://wenhaircare.jpへ。

④ その他、ヘアドライヤー&ヘアスプレーの逸品
ハホニコ リニアシルクウィンドライヤー コンパクト 1200w S2014H ¥15,750
ヘアサロンで支持されてきたプロユースのドライヤーのコンパクト版です。カーボンレスのBLDCモーターを搭載しているため、スパークなしでモーターが均一に高速回転(通常の2倍以上)。温度ムラのない風をハイパワーで放出し、あっという間に乾かす速乾力が見事です(But、速乾力が最高なのは、リニアシルクウィンドライヤ― プレミアムホワイト 1300W M5024H ¥16,800のほう)。しかも髪がパサついたりする心配は無用。また本体が極めて軽く、腕が少しも疲れない。コレは一度使ったら手放せなくなるはずです。どんな髪の方にも、とにかく一度は試用をオススメ。
詳しくはハホニコ、Tel.0120-76-8025 or http://www.hahonico.comへ。

アヴェダ ビーカーリー カール エンハンス ヘアスプレー(200ml ¥3,150。2013.1.31発売予定。詳しくは『美的』3月号・ベストバイのページにて紹介の予定)
コレはまだ発売されていないので予告程度に留めておきますが、パーマヘアのシルエットを湿度の影響から守ってくれるヘアスプレー。湿度によってバクハツする髪にも、ペタンと寝てしまう髪にも◎です。ミディアム~ハードなホールド力で、ツヤ感がキレイ。フレーキングを起こす心配もありません。以前使っていたアヴェダのヘアスプレーが入手困難になっていたので、この発売は本当に嬉しい。撮影でカメラの前に立つ時は、コレを持参してヘアメークさんに使ってもらうのです。

まだまだ優秀品はたくさんあるのですが、今回はココまで。次回はスキンケア戦利品の巻の予定です。では!!

 

ビューティ エキスパート
大高 博幸 

1948年生まれ、美容業界歴45年。24歳の時、日本人として初めて、パリコレでメークを担当。『美的』本誌では創刊以来の連載「今月のおすすめ:大高博幸さんが選ぶベストバイ」を執筆。
■大高博幸の美的.com通信 http://www.biteki.com/article_category/ohtaka/


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