月刊『美的』の通販とベストバイのページ、さらに この連載でも御紹介済みの『Wen(ウェン)』は、ヘアケアの質を重視する方々の間で非常に評価の高いブランドです。そのラインのひとつ、『Wen Pomegranate(ウェン ザクロ)』の3品が、ユーザーの熱烈なラブコールに応えて、10月1日から本発売・定番化されました。
『ウェン』を未使用の方々のためには詳しく後述するとして、この『ザクロ』ラインはアンチエイジング成分として知られるザクロのエキスetcを贅沢に配合、頭皮を健やかに整えながら、ツヤやか&サラサラな髪へと導いてくれます。ひとことで言うと、髪のツヤ不足が気になる方に最も適したラインです。酷暑の夏を4カ月以上も耐えてきた髪と頭皮は、強烈な紫外線&流れ出す汗に傷めつけられ、ツヤを失っているはず。3品の中の1品から使い始めたとしても、その効果には きっと感動してしまうでしょう。
今回定番化された3品は……、
1 ウェン クレンジング コンディショナー PG (ザクロ) 480ml ¥3,300
クレンジング(洗う)+トリートメント(潤す)+コンディショニング(整える)の3つの働きを全て請け負ってくれる逸品で、“泡が立たないコンディショニング・トリートメント・シャンプー”とでも言えば伝わりやすいかも。言い替えると、“クレンジングクリームで髪を洗う感じ”なので、最初は ちょっと戸惑って当然です。泡を立てるための界面活性剤を使わず、植物由来の成分を厳選して採用。頭皮と髪に揉み込むようにして洗うため、落としにくいスタイリング剤や頭皮の毛穴に詰まった汚れまでを、クリームが包み込んで しっかりオフ。泡立たないというのに、すっきり爽やかな洗い上がりには、使用した誰もが満足するはず。少なくとも僕のモニターさんや僕がススメた方達は、全員が大満足しています。やや時間が かかりますが、洗いながら頭皮マッサージを行うため、頭皮が健康的な状態になると同時に、ザクロエキスやハーブエキス(保湿成分)が傷んだ髪に じっくりと浸透していきます。
使用法は(ココが重要です)…、
① 予洗する。
頭皮&髪を、ぬるま湯で時間をかけて、しっかりと洗い流す(予洗を一応してからバスタブにつかるor歯を磨くなどすれば時間が有効に使える上、頭皮&髪の汚れが緩んで落としやすくなると、僕自身は感じています)。
② 髪に揉み込む。
使用量の半分を目安に、頭頂部から毛先まで髪全体に たっぷり のばし、クリームをなじませるように軽く揉み込む。使用量は髪の長さ&量によって当然変わりますが、一般的なシャンプー剤とは異なり、多めの量が必要です(使用量のトータルの目安は、ショートヘア:約12プッシュ、ミディアムヘア:約16プッシュ、ロングヘア:約20プッシュ)。適量をきちんと使う(量をケチらない)コトを忘れずに。
③ 髪に なじませる。手指orコーム(別売り、¥300)で髪をとかし、クリームを髪全体に まんべんなく行き渡らせる。手指orコームの通りが重く感じられる場合は、お湯を少量づつ加えて なじませる(予洗が不十分だったりすると、手指orコームの通りが重く感じられるコトがあるようです)。
④ 頭皮をマッサージする。
使用量の残りの半分を頭皮になじませ、指の腹で揉み込むように頭皮をしっかりマッサージする(その後、3~5分程度の時間をおくと髪にクリームがしっかりとなじみ、トリートメント+コンディショニング効果も高くなる)。最後に もう一度髪をとかし、ぬるま湯で時間をかけて、しっかりと完全にすすぎ流し、タオルドライする。
2 ウェン インテンシブ トリートメント PG (ザクロ) 56g ¥3,000、112g ¥4,800
クレンジング コンディショナーで髪を洗った後、週に1度を目安に使うヘアパック。傷みやすい毛先を中心に たっぷりとなじませ、10~20分後、しっかりと丁寧にすすぎ流す。
3 ウェン リペアリング ジェル PG (ザクロ) 60ml ¥2,000、120ml ¥3,100
タオルドライ後に使用する、洗い流さないヘアトリートメントジェル。髪の中央部分から毛先にかけて適量をなじませ、手に残った少量のジェルを頭頂部や生え際に軽くなじませてから、ドライヤーで乾かす。
ここまで読んで、特に1に関して「複雑…」or「面倒そう…」と感じた方は多いはず(今、手抜きせずにコレを書こうとしている僕自身も、「面倒くさい」と感じているのですからね)。But、一度でも使用すると手をかけただけの効果が よく分かり、手放せなくなる人が ほとんどです。正直に言って、予算が高くつく&ケアに時間が かかるコトは否定しがたいので、普段使用しているアイテムに替えて、時々使うという方法もアリだと僕は考えています。
このユニークな製品&ケア法を開発したのは、多数のハリウッドセレブを顧客に抱えるL.A.のトップヘアスタイリスト兼サロンの経営者:チャズ・ディーン氏。撮影やステージでのスタイリング、パーマやカラーリング等の繰り返しによって、ダメージが深刻化している顧客のために創意工夫されたというワケで、当然ながら、実際に彼のサロンを訪れる全てのお客様に使用されています。
最後に、ウェン クレンジング コンディショナー 全5種のラインアップを、まとめて簡単に御紹介します。
しっとり感をお望みの方には『アーモンド』
大人気のベーシックタイプ。指通りの良い なめらかな洗い上がり。香りは爽やか。
さっぱり感をお望みの方には『キューカンバー』
頭皮のベタつきをコントロール。みずみずしい軽やかな洗い上がり。香りは甘く繊細。
髪のボリューム不足が気になる方には『ラベンダー』
心身をリラックスさせる効果あり。ふんわりとした洗い上がり。香りは穏やか。
髪のツヤ不足が気になる方には『ザクロ』
ツヤやか&サラサラな髪へと導くタイプ。香りは甘く優しいフルーティなタッチ。
アイロンやコテによる髪のパサつきが気になる方には『イチジク』
日頃から熱ダメージを受けている髪を いたわるタイプ。香りは柔らかく みずみずしいタッチ。
価格は いずれも、480ml ¥3,300。香りは全て自然な感じで、少しも強くはありません。5種のうちの『イチジク』は、現在期間限定発売中(11月20日まで)。コチラも好評を得れば定番化されるのでは?と、僕は勝手に想像しています。
より詳しくは、ガシー・レンカー・ジャパンK.K. カスタマー コレクト センター 0120-010-567、または http://wenhaircare.jpへ。
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ビューティ エキスパート 大高 博幸1948年生まれ、美容業界歴46年。24歳の時、日本人として初めて、パリコレでメークを担当。『美的』本誌では創刊以来の連載「今月のおすすめ:大高博幸さんが選ぶベストバイ」を執筆。 ■大高博幸の美的.com通信 http://www.biteki.com/article_category/ohtaka/ |